スタッフブログ
尾崎工務店スタッフの家づくり ~基礎工事③~
前回に引き続き、基礎工事編です。
土間コンクリート打設工事
配筋検査が無事終わり、設備配管の逃げ工事(※1)が済むとコンクリートの打設です。
※1:逃げ工事とは・・・
建築用語? コンクリートを打設する前にパイプ等を通す工事。
後から開けると鉄筋を切ってしまったり、大変な工事になるので先に行います。
配管が大きいものは鉄筋で補強する必要があります。
あとは、施工するのに必要な部分の遊びや余裕の事を言ったりもします。
ここでも道が狭いのでポンプ車(写真のもの)もミキサー車も
全て小型のものを手配してもらいました。
小型の車はどこの会社さんも所有台数が少ないようで、
我が家は最初に依頼をした基礎屋さんにはお断りされてしまったくらいです。
狭小道路、本当に注意が必要です!
手配ができない事はもちろんですが、車両全て割高になります(涙)。
ミキサー車も小さいのでコンクリート工場から何往復もしなくてはなりません。
コンクリート打設するときのポンプは持ったことがないのですが、
圧がかかるので打設したい場所に制御するのがとても大変なようです。
コンクリート打設するとすぐに電動ドリル(マキタとか)の先を
長いホースのようなものにしてコンクリートの中に差し込むのですが
『バイブレーター』というものだそうで
コンクリートに空気が入って隙間がある部分などに振動を与えて無くすのだそうです。
(そのままコンクリートが固まるとそこに穴が開いて鉄筋などが露出し弱くなってしまいます。)
※バイブレーターの写真は撮影し忘れました
我が家の基礎工事は真夏。
厚さと日射で急激にコンクリートが固まるとひび割れを起こしてしまいます。
そこで散水しながらゆっくり固まるようにします。
逆に冬などの寒い時は温度が低く固まりにくいので
シートをかけて霜よけをしたり、コンクリートの種類を変えたりします。
基礎立上り工事
土間部分(平らな部分)が固まると、立上り部分の型枠を設置し
・アンカーボルト(土台と基礎を接続する金具)
・ホールダウン(柱と基礎を接続する金具)
を設置し、コンクリートを打設して固まったら型枠を外して完成です。
基礎完成
ようやく完成!
青いのは断熱材です。
弊社ではお風呂廻りや玄関、勝手口などに設置しています。
K.K