スタッフブログ
尾崎工務店スタッフの家づくり ~地盤調査①~
現在家づくり中のスタッフK.Kです。
前回の土地の問題点を踏まえての地盤調査編です。
前回我が家の土地が問題だらけ!ということをお伝えしました。
地盤調査を行うに当たって2つの問題がありました。
搬入経路が狭い!
地盤調査を行って、調査結果が何もなく改良不要になれば何の心配も要らないのです。
しかし万が一改良が必要になった場合、どうやって敷地まで改良車両を通すか・・・
ものすごく悩みました。
地盤調査方法によっても改良方法が変わるので、
我が家ではどの改良方法なら可能なのかを考えるところからスタートしました。
柱状改良
おそらく改良では一番メジャーな『柱状改良』という改良方法があります。
セメントを地中に柱状に入れて固める工法です。
この工法は、狭い道路では杭打機が入ってこれません。
実際我が家では不可という話になりました。
鋼管杭
柱状改良で入れない土地では『鋼管杭』という改良方法があり、
鉄の柱を地中に埋め込む工法です。
径の太いものから細いものまであり、地盤の状況によって異なります。
径の細いものの場合、搬入可能かもとのことで一旦検討に入れたのですが・・・
敷地周辺はOKでも、そこまでの道路で一部懸念があり、難しいとの判断が下りました。
あと、費用が非常に高い!ましてこの建築資材高騰の波にのまれて更に高騰しています。
(柱状改良で対応できる深度を超える場合、この鋼管杭工法になってしまいます。)
CPP工法
あまり聞きなれない工法ですが、CPP工法という工法を弊社では何度か採用しており、
土地自体の地耐力を利用した『土地の力+杭の力の二つを合算』した工法。
費用も鋼管杭ほど高くなく、柱状改良よりも安く必要以上に大きい杭を入れる必要もなく、
柱状改良と異なり撤去も簡単ということで検討に入れました。
(但し長さに上限がある為、改良深度が深い場合は採用できないです。)
これもまた搬入可能かどうかの検討が必要で、
我が家ではちょっと厳しいかもとの判断が下りました。
残念・・・・。
一応狭い土地でも入れるという事をHPで謳っているので
もし敷地が狭い方は検討してみてください。
(CPP施工可能な会社が持っている杭打機が小さい場合は採用できるようです。)
HySPEED工法
最後に検討したのが『HySPEED工法』
天然砕石のみを使用して杭を形成する地盤改良工法です。
この工法では、地盤に掘った穴に天然の砕石を詰めて石柱を形成します。
砕石のみなので地中に残っていても産業廃棄物にならない為地球にも優しい工法です。
土地の価値も落ちません。
弊社近くでも過去採用していた会社さんがあったのですが、
現在は行っておらず、
問い合わせた先の三重県鈴鹿市の会社が我が家まで来てくださって
搬入可能か調査してくれました!
結果、『搬入OKです!』とのお墨付きをいただき、
SWS試験(旧 スウェーデン式サウンディング試験)で調査した場合
万一改良が必要な場合はこの工法にすることにしました。
長くなったのでつづきます。
つづく
K.K